イスラエルの医療大麻
- Sayo

- 2018年1月27日
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日本では現在も大麻の無許可所持に最高懲役5年、営利目的栽培には懲役10年という重い刑罰がつき、日本人にとって大麻は覚醒剤やヘロインと言ったハードドラッグの枠組みに入り悪として認識されています。しかし 西洋人の多くにとって大麻はお酒やたばこのように嗜好品の枠組みに入り、こうして外国に住んでいると大麻に対する認識にかなりの食い違いがあることを感じます。世界で大麻合法化が進んでいる現在、各国の法律は異なりますが、大麻合法国や非犯罪化国が結構ある事をご存知でしたか? 以下が合法国・非犯罪化国です。
オランダ、ポルトガル、スペイン、ベルギー(ドイツ)、チェコ、オーストラリア、カナダ、南アフリカ、インド、カンボジア、ウルグアイ、アルゼンチン、コスタリカ、ペルー、ジャマイカ、カリフォルニア州をはじめに9州(アメリカ)、そして、イスラエルは現在も非合法ですが、昨年3月に レクリエーション目的の大麻の個人使用が非犯罪化されました。
それはさておき、本題の医療大麻についてですが、イスラエルでは1992年から医療大麻は合法化されており、大麻の臨床実験も数多く行われている医療大麻先進国です。実際に政府認可の大麻栽培事業は現在8社ありますが、近年中に医療大麻の輸出を計画している政府は大麻栽培事業を50社に増やす予定だそうです。尚、2017年の医療大麻登録者は26,000人となり、2018度中に倍増するのではと言われています。

それでは実際にどんな病気に医療大麻が処方されるかと言うと、癌、 心的外傷後ストレス障害 (PTSD)、トウレット症候群、パーキンソン病、 筋萎縮性側索硬化症 (ALS)、 多発性硬化症 (MS)、てんかん、認知症、 後天性免疫不全症候群 (AIDS) など実に沢山の本当に苦しんでいる患者さん達が大麻の恩恵を受ける事が出来ます。実際に昨年一年間乳ガン治療をしていた私は、週に一回通う腫瘍内科のガン患者さん達が医療大麻のおかげで食欲がわいたり、体の痛みが軽減したり、夜眠れるようになったり、という話をよく聞きました。その他、てんかんや自閉症の子供に親が医療大麻を与えて症状がとても良くなったというケースも沢山あります。尚、認知症で苦しむ老人の方々の症状を和らげたりと、実際に医療大麻が役に立っていることが良くわかります。しかし、私が生まれた日本では現在も大麻は悪であるという認識が本当に残念な事だと思うのです。私は決して全面的に大麻の合法化を支援しているわけでもないですし、私自身も医療大麻の使用者ではありません。ただ本当に苦しんでいる人達の助けになる物を得る権利が日本に住んでいる日本人にも与えられれば良いのに・・・と思うだけです。





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